不思議旅行案内 長吉秀夫 -2ページ目

88まつりの祭り ~母なる大地の麻ひらき~

麻ひらきの詳細が決まりました

是非、ご参加ください また、お手伝いしていただける方は、どしどしお願いします。

特別な年の特別な麻ひらきです 周りのみんなをお誘いの上、たっぷり麻の話をしましょうね!!


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拡散希望!
88 麻ひらき まつりの祭り のラインナップです!! 8月7~8日は西湖に集合ですよ!!

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88 まつりの祭り ~母なる大地の麻ひらき~


8/7(火) 日没;18:41

12:00 会場オープン
 キャンドル・ワークショップ 中山貴臣

<メイン・ステージ>
14:15 オープニング 奈良大介
14:30 Tomoki Kitagawa・中野賢・山田まや
15:15
16:00 ダブ・マフィア
16:40 ユキヒロ(ライブ中にキャンドル・セレモニー)
17:10 カンナヴィーナサヨコ∞奈良大介(from サヨコオトナラ)
18:00 小嶋さちほ
19:00 長谷川知美 ライア演奏~ライブ終了

<サブ・ステージ>
20:00 栃木農業高校 大麻草研究発表
~キャンプ・ファイヤー 麻について語ろう!

<ホテル光風閣セミナールーム>
映画「幸せの経済学」&トーク
第1回 13:00~15:00上映 上映後、弁護士 丸井英弘トーク
第2回 15:30~17:30上映 上映後、ノンフィクション作家 長吉秀夫トーク

ライブ・ペイント GENMEI

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8/8(水) 日没;18:40

<メイン・ステージ>
08:00 富士アイヌの語り部トーク
09:30 クンダリーニ・ヨガ・ワークショップ 益戸育江
(会場全体で各種ワークショップスタート)
13:00 つちのこかぞく
13:45 ヘンプカー出発式

ヘンプカー・トーク
中山康直(縄文エネルギー研究所所長)
赤星栄志(NPO法人ヘンプ製品普及協会理事)
14:45 Q
15:30 桂川直文氏基調講演
16:00 シンポジウム:大麻草検証委員会&白坂和彦(from 大麻報道センター)
17:00 横田美穂
17:45 観音バンド
19:00 終了

*各種ワークショップはメイン・ステージ・プログラムに関わらず、随時行われます。
**予告無くプログラムが変更する場合があります。

場所:西湖キャンプ・ビレッジ・ノーム
http://www.hamayouresort.com/activity/_d_1302480126.html


お申込み・お問い合わせは:公式HP http://www .まつりの祭り.com

自由報道協会

自由報道協会で行った記者会見の模様です

ご覧ください

中山裁判

大麻草の問題を公に議論する状況が整いつつあります

中山康直氏の大麻取締法違反裁判について、逮捕の違法性や大麻取締法の違憲性などについて、法廷で議論されています。

第2回公判後に自由報道協会で記者会見 が行われました


第3回公判は東京地裁にて4月24日13時15分から行われます。

また、中山氏が東京都を訴えた行政訴訟も4月20日に行われます。

お時間のある方は、是非、東京地裁へお越しください!


中山康直裁判

大麻取締法違反容疑で起訴された中山康直氏の第2回公判が東京地検で行われます。

この法廷では、大麻とは何かということについて真正面からあらそわれています。

そして、明日の公判後には、自由報道協会主催による記者会見 が行われます。

僕も中山さんや弁護団の丸井英弘弁護士らとともに、会見に参加します。

日本の大麻問題も、大きな曲がり角に差し掛かっているように実感します。

尚、記者会見の模様はニコニコ動画で見られるみたいです。

是非ご注目ください!

2012/01/26

不思議旅行案内 長吉秀夫-201201260719000.jpg

僕が企画構成から協力してきた本が 昨日 発刊した。はじめてから2年以上の難産だったが ほっとしている。著者は僕の友人の茶話康朝氏。彼の文章を読んだときに面白いと感じ、企画を立てた。
内容は彼が30代の殆どの時期に過ごした府中刑務所での話。しかし、ただの獄中記と思うなかれ
塀の中の奇妙な話を通して、今の日本の表の社会のありかたを見事に切り取っている。
皆さん、是非ご一読下さい。
三獄誌 茶話康朝 幻冬舎

メッセージ

日本の大麻裁判のさきがけです

芥川耿氏裁判 冒頭陳述



解説:

 厳しい取締りが行われていた1970年代の日本でも、マリファナの存在が認知されると同時に、大麻取締法による検挙者数は増加していった。

 その数は、1966年には176人だったのに対し、70年には487人、75年には733人、79年には1070名となっている。乾燥大麻や大麻樹脂の押収量も増加している。しかし、アヘンやヘロインなどの麻薬は減少に転じていった。ただし、ヘロインの使用者が減少していたとはいえ、覚せい剤の検挙者は毎年5000人前後であり、年々増加傾向にあった。また、ヒッピーブームの影響により、幻覚剤であるLSDの使用も1972年、73年の2年間に爆発的に増加する。そんな中で、大麻についての情報はマスコミを通して知られていく。それと同時に、大麻の取締りに疑問を呈する人々も現れたのだった。

 1977年、京都の芸術家の芥川耿氏が自宅で栽培した大麻を吸引し逮捕された。その裁判において芥川氏は「大麻取締法は憲法違反である」と訴え、法廷闘争へと発展した。毎日新聞などのマスコミや市民運動家など様々な人々を巻き込んだこの裁判は、日本における大麻解禁運動の始まりと言ってもいいだろう。

(幻冬舎新書「大麻入門」より)





冒頭陳述

 現行法として大麻取締法が生きている以上、その法に触れたらこりゃパクられてもしゃあないんですが、その法律の立法根拠が私にはさっぱりわからないので、なぜ私が悪かったのかはっきりお教えいただきたく思います。大麻と麻薬は世間一般ではごっちゃにされている傾向がありますが、大麻の麻と麻薬の麻とがたまたま同じなので、ほな、まあこの辺でいこか、というのでは困ります。

  今年は芸能人が大麻でたくさん捕まったんで、ジャーナリズムもえらく騒がしかったですな。大麻の本当の意味はどういうことか理解したいと思っている人もたくさんいると思います。またその法律に触れて渦中にある人も多いことですし、野次馬根性でいったいどんなもんや、と思ってはる人たちにもはっきりさせたいと思います。

 大麻を麻薬と決めてかかってる人の見解は不幸なことではございますが、正確な判断や情報、理性的な議論がなされたうえでのことではないので、ただ伝聞とかその辺のところで判断されては困る。そこをよろしゅうお願いします。



 麻と人間の関わりについてですが、これはどっと歴史も古く、最も古い文献では中国の神皇皇帝の時代に「草の本」というのが書かれております。これは紀元前2734年のことやそうですが、その頃から人間との関わりがあって薬として使われてきたわけです。

 その麻の原産地はヒマラヤの裏の方だそうで、そこからインドから中近東、ヨーロッパへと入り、ヨーロッパへ入る時はナポレオンの軍隊が持ち帰ったと奇異と聞いとります。

 日本でも、これまた古い文献、「古語拾遺」には、神武帝の頃に阿波の国、つまり四国徳島に麻植郡という所があり、そこで麻などの栽培に携わっていた忌部氏と呼ばれる人びとが一族を引き連れて肥沃な土地を求め房総半島の方へ麻を広めたと出ています。現在でも房総の方を安房の国と申しますのはその名残りかと思います。

 また有名な「古事記」にも天の岩戸のところにちらっと麻が出てきます。辞典を引いてみますと、なんとこれが”お伊勢さん授かる幣”ということで、ヘェーとびっくりしております。



 まあ、神事と麻との関わりはいろいろありまして、今でも田舎のお祭りには麻にまつわる話がたくさん出てきます。神宮司庁からは今でも大麻暦というものが出ています。

 麻ちゅうもんはご存知の通りその茎からは繊維を取り、また茎や種からは油を絞ってそれを大麻油と申しまして、食用、燈明の油として使用しておりました。

 このようにみてみると、麻と日本人とは切っても切れんものがあるんとちゃいまっしゃろか。

 明治になりまして薬事法ができましたが、それは御専門の方がたばかりおいでになりますので釈迦に説法みたいなもので恐縮ではありますが、その時にできた法律はインド大麻草の輸出入、栽培に関した問題だけで国産の麻に関しては全く触れず、そのインド大麻草が鎮静剤、疲労回復剤として使用されておりました。そして戦後、大麻取締法が立法されました時に、どういうわけか昨日まで効いていたのがコロッと効かんようになり、いつの間にか薬事法から消えとりました。

 戦後、大麻取締法ができましたいきさつは、何しろ敗戦後のことでアメリカの占領下でアメリカの法律が強かったのですから、それがそのまま日本に上陸してきても無理からんことと思います。

 そんならそのアメリカの法律はどうしてできたかと申しますと、アメリカには1914年までは麻薬取締法がなく、1914年にできたそうです。しかしそれはアヘンなどに関するもので、マリファナについては無関心だったようです。

 1920年頃には南部のメキシコ系アメリカ人が大麻を吸っていたという記録があるようですが、ところが1920~32年までは禁酒法がしかれていた。そして1932年にルーズベルト大統領が、

「こりゃ何とかせなあかん」

 ということで解禁されたのです。ところが喜ぶ人もぎょうさんいはりますが、どういうわけか困る人も結構いはりまして、一体誰が困ったかといいますと何と今まで禁酒法を取り締まっていたお巡りさんで、その対象がないと仕事がなくなる。人員整理なんてなるとえらいこっちゃ、と考えたひとりのお巡りさんは使命感に燃えはった。この人が悪名とどろくハリー・アンスリンガーはんで、当時南部の方で奴隷の人たちが毎日の労働の疲れをいやすためにマリファナをやっていたのに目をつけ、なまけ病になる、狂暴になる、というて回ったんですわ。そりゃあ、手かせ足かせでこき使われてたら狂暴にもなりますわな。

 おかげでとうとう1937年に立法化されてしまいましたがな。それが科学的根拠とか有害なんかどうか、ということは一切問われずにできてしもて、ほんま口は災いの元ですな。

 それをアメリカは占領下の日本にもそのまま持ってきて、押しつけたんですわ。

 結局、昭和23年の立法の時、相も変わらず科学的根拠を調べもせず、ただ輸出入と栽培に関する問題だけで衆参両院を通過してしもて、現在も生きている。そりゃ人間が生きてゆく上に法律も必要かと思いますが、人間も自然の一点であって、自然の法則から離れたところで時の権力者が御都合主義で法律を作ったら困ります。

 法があるから悪い

 悪いから法がある

 法があるから取り締まる

 ではイタチごっこで解決にならん。

 独断や偏見で有害と決めて現在も取り締まりの対象とし、この法律のために多くの人が罪人になっているのが日本の現状です。

 果たして大麻取締法が本当に必要なのかどうか、マリファナは有害であるのかどうか、それをはっきりさせて欲しい。その立法根拠をはっきりさせていただきたいというのが、私の一番大切な論点です。



 私が中学校の頃、私の家は金閣寺のそばにあり、歩いて同志社に通っていました。その時、なんと麻畑の中を通って行くというわけで、その時分は麻がそんなにいいもんだとはつゆ知らず、えらく早く大きくなる草だとよく覚えております。

 まあ、麻畑ちゅうもんは昔は日本中どこにもあったんで、年配の方ならよく御存知だと思います。ちょっと田舎の方へ行きますと、自宅で麻を植えて、家の軒下にはいざり機を置いて、おばあちゃんがガチャコンガチャコンと布を織っていた風景も御記憶のことと思います。

 私は友人にたまたまマリファナを知っている男がおりまして、栃木の山奥へ帰って親父さんにそれを勧めたんです。

 「これは素晴らしいもんやからぜひ試してみてくれ」

 「そうか、そんなにいいもんか?」

 親父さんは一服プカーときめると、首をかしげ、おかしな顔をして、

 「これは麻とちゃうんかい?」

 と言ったということです。その親父さんいわく、

 「これは昔から木こりが朝、山で切り株に座って一服きめるのを麻酔いというて、今始まったもんやない」

 私もこの話を聞いて、なるほどと感心したりびっくりしたものです。”あまりにも日常的なことは記録にも残らない”と、柳田国男先生もおっしゃっておられます。

 私はどういうわけか大変厳格な家庭で育ちまして、今でこそこんなけったいな格好をしとりますが、マリファナを知りますまではごく普通のネクタイをしめたような生活をしとりました。

 それが3,4年前に初めてマリファナを人から勧められ一服やってみたんですが、これがどんな変化があったかといいますと、なんと目は冴えるは、頭はビンビン、こんなけったいなもん一体なんやと思いました。初めてやった人ならこれは麻薬やないかと思われても無理からんことやと思います。

 私はマリファナを体験するまではすごくお酒が好きやった。酒ちゅうもんは酔うてきますと口にうまいもんで、つい度を過ごします、となかなかコントロールが難しいもんですな。それが体に残りますと翌日はしんどうてしんどうてしゃあない二日酔いになります。酒を御存知の方は一度は経験のことと思います。

 それに比べてマリファナの場合は酔うてきたなと思うとストーンと冴えて、今はもうこれ以上いらん、という気分になってきます。そして三、四時間もするとまた元の状態にストーと戻ってくるので度を過ごすということが考えられなく、二日酔いの状態や体に残るちゅうこともありません。これは、酒よりこの方がええで、と思ってる間にだんだん酒を要求しなくなってきたんです。マリファナにはアルコールを中和する解毒作用があるんかも知れまへんな。

 またマリファナをやっている時は、”物の存在感”がすごく感じられて、実存が明解になってきます。そして過去の煩雑な意識をコロッと切り捨てることができ、一瞬一瞬が非常にはっきりしてきます。それは新しい意識になれるということでもあり、驚きと大発見の連続です。私はこの状態を瞬間以外健忘症と名づけています。物事に対して意識の集中ができるわけですねん。

 私はたまたま美術に関した仕事をしていますが、デッサンやスケッチをする事が多く、今まで見逃していたものがはっきり見えてきます。こんな素晴らしいことはない。あるものはすみずみまで見えるけど、無いもんは見えん。

 マリファナをやると幻覚が起るんやないかとよく言われますが、私は一度も幻覚というものを体験したことはありません。



 マリファナちゅうもんは麻を乾燥した葉を手でもんで、粉にしたものをキセルやパイプに詰めたり紙に巻いて吸うんですが、自然そのままのもので精製された薬品とは違います。先ほども申しましたが、覚せい剤やヘロインとは別のもので、そこんとこをゴッチャにして丼勘定してもろたら困ります。

 そのマリファナのやり方ですが、一応専門用語ではセットとセッティングと申します。セットというのはその人その人の精神状態をいうもので、個人のパーソナリティーに深く関わってくるんやけど、セッティングというのはその時の環境や雰囲気、つまりムード作りですな。

 これが大切で、まあ酒も一緒で腹がたっていらいらしてる時に酒を飲んだら、隣にいる人を捕まえてすぐにケンカをしますわな。酒というのも”白玉の歯に滲み透る秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり”なんて申しまして、チビチビ味わってこそええもんとちゃいましゃろか。

 まあ、そんなわけで一概にはいえんのですが、マリファナの研究をするにしても政府がそれを禁止しているので、正しい使用法を研究して広めたいと思てはる人もたくさんいてはるはずですけど、それができへんのが今日の日本の現状やないかと思います。



 次にマリファナの作用についてですが、私も学者やおへんので詳しいことはわかりませんが、人間の脳には大脳と小脳があるそうで、大脳の部分は現在の社会生活をしていくための社会秩序とか計算とか諸々の知識に関わる部分やそうです。小脳の働きは人間も本来、動物であって、その動物に自然にそなわっている五感、すなわち視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚を司っておるようです。

 その大脳や小脳によって得た感覚、思考、意欲、感受性というものすべてが意識です。シャープな感覚を磨くことによって生まれるのを第六感といい、その第六感が意識をさらに明解にし、論理を超えたところでとっさの判断をつける。いわゆる”勘”ですな。そのすぐれた勘を開発することによって普段の生活感覚が新鮮なものとなり、新しい感覚が生まれます。

 それにひきかえ、意識が鈍ればなんにも新しいものは生まれてきまへん。いわれるままにしか動くことができない状態が出てきます。世の中が発達し過ぎてより便利な時代になってきたため、人間が開発した道具に振り回され、便利になればなるほど人間本来の動物としての末端感覚が退化してくるわけですわ。

 それが都市化された人間社会の中でますます激しくなり、物に囲まれた生活に慣らされ、例えば現在車に乗っていたとしても、新車が出たらそのカッコよさに魅せられたり宣伝に乗せられたりして、まだ使えるにもかかわらず道具としてではなく、虚栄心を満たすために管理社会の策略に乗せられてしまう。

 今世紀に入りアメリカ管理社会はその極に到り、コンピューターが人間を支配し、人間不在の中で何が起ったか。その体制に対しサブカルチャーとしてひとつのマリファナ文化が形成されたのも自然の成り行きとちゃいまっしゃろか。

 何といってもマリファナが大流行したのはベトナム戦争の時で、その戦争における緊張感、緊迫感、恐怖感などから解放されたいという意識がマリファナを求めたんですわ。そのため、向精神剤を使えば解放された意識は物質文明に毒された環境から本来の姿を取り戻し、それが管理社会への反発となって現れてきたのです。ボタンひとつで何でも与えられる現代社会の矛盾が明確になってきよったんですわ。そこで個人が新しい意識に目覚めることにより、つまり自覚があれば現代社会との共存は可能なはずですねん。

 だからマリファナの役目は、恐怖や抑圧などから解放されたいという意識の”橋渡し”、つまり触媒作用ですな。例えば結婚したと思てる人に縁談を持ってくる仲人さんがいはりますな。その仲人さんがいなかったら出会わなんだかも知れないふたりが結ばれる結婚によって、まあ幸福な結婚生活が営まれるわけです。まあその仲人さんがマリファナというわけで、その触媒作用によって意識の変化が生じるんです。人間はみんな意識の変化を求めてるんです。その方法として酒を飲んだり旅に出たり、また精神集中するために座禅なんかしてそれを求めるんです。




 古今の文明もこの意識の変化、拡大があったなればこそ、人類の素晴らしい歴史が築かれたんですわ。それがなければ世界の深遠な芸術、哲学、思想は起り得なかったんとちゃいまっしゃろか?

 こういう話がありますねん。

 中国の禅の高僧、洞山禅師(?-996)は

 「如何なるか、これ仏」

 という問いに対して、

 「麻三斤」

 と答えはったそうです。三斤といえばざっと二キログラム。そりゃ二キログラムもやったら意識が醒めて悟ることもできるはずですわな。それはスゴイ!意識が醒めるということは自分を観るということにつながり、「自分とは何か?人間とは何か?」ということが良くわかってくるんですわ。今まで自分にはわからなかったことが明確になり、世界にはいろいろな価値観があり、ひとつの価値観がすべてではないということなどですな。

 コーヒーの好きな人も世間にはぎょうさんいはりますけど、この人たちが昔のヨーロッパに生まれてたら大変なことですね。

 というのも、その頃のヨーロッパではコーヒーが今日の日本におけるマリファナと同じ状況にあって、コーヒーを飲む奴は怠け病になる、狂暴になる、強姦魔になるとかいわれて禁止されたんですが、それが本当ならば、今喫茶店にいる人はみんな強姦魔やないか・・・。

 物事の本質を見極めず、新しいものが出てきたら常に禁止するというのは、為政者たちがままやる手ですわな。個人の価値観を認めないということは、国家が価値観を一定にしてしまうということです。それほど恐ろしいことはおへん。



 私はこの恐ろしい現象を身をもって体験しています。敗戦のため、昭和二十年八月十五日を期して一日で価値観を変えられた日本国民のひとりですねん。

 私はその当時小学校6年生で、1学期が終わり夏休みに入ったのですが、それまではアメリカいうたら鬼畜米英という教育を受け、アメリカ人は頭に角が生えている、人間やないと教えられ、私自身も米軍機の機銃掃射を受けたひとりやから、そういわれたらそう信じるしかなかったんや。それが2学期が始まった途端”1学期までやってきたことはみんなウソ”といわれ教科書を真っ黒に塗りつぶさせられ、

 「みんな忘れてくれ」

 といわれたんやけど、そんなことが簡単に忘れられるか?毎日竹槍を振り回したりど突き回されたのに忘れてたまるか。



 今の権力者もこの現実を身をもって体験させられた人たちであるはずなのに、為政者の椅子に座った途端に忘れてしまはったんやろか。

 今でもこのような法律を生かしといてええんやろか。国が価値観を強制するのはいかに恐ろしいかということを御存知のはずとちゃいますやろか。好き嫌いもあくまで価値観の一種であって、国に決定権はないはずや。人間は所詮ひとりやんか。



 しかし社会生活の中で個人の価値観でもってコミュニケートしたいという気持ちがあるんやけど、その表現方法のひとつとして言葉というものがありますわな。言葉は意志を伝達する重要なポイントを担っているもので、バイブルにも、

 ”初めに言葉ありき、言葉は神なり”

 という教えがあります。

 でも時代が下るにつれて人間の数も増え、より煩雑になり、言葉がなかなか相手に通じないという情況が生じてきているんです。言葉の持つ意味がそれぞれによって違うさかいに相手の本当のところが伝わらへん。

 ところが困ったことに裁判というのは言葉が唯一の道具やから私の本音が裁判官はんに伝わらなんだら裁判やってる意味がないんや。人間は誰しも悪意ではなく、自分が正しいと思っている。意識の中に無意識の偏見が潜んでる。

 そこで中立の立場から両者の言い分を聞き分けるのが裁判官はんのお仕事で、それは大変なことやと思いますけど、どうぞよろしゅうにお願いいたします。過去にも憲法判断による大麻事件がありましたが、それらの判例に捕われることなく、何とぞよろしゅうに御裁量いただきますよう、お願いもうしあげます。






























アメリカにおける医療大麻と市民運動

 現在アメリカでは、14の州で大麻草を医療用として使用することを州法で認めている。アメリカ連邦法では厳重に取り締まられている大麻草であるが、その他の州でも実質的には個人的に使用しても厳罰に処せられることはない。これは、2009年2月にバラク・オバマ政権が医療大麻関連の施設への強制捜査や医療大麻に対する強制捜査を終結したことを宣言したことによるものだ。しかし、アメリカ市民が合法的に医療大麻を使用することができるまでの道のりは、決して平坦ではなかった。
 アメリカは20世紀の初めから、大麻草の所持や使用を厳しく制限してきた。その姿勢は国際社会にも強い影響を及ぼした。アメリカは、万国アヘン条約で初めて大麻草を禁止物質としたことに始まり、多くの国際条約をつくり、国連やWHOなどをリードすることで、大麻草をコカインやヘロインに並ぶ有害な麻薬であると国際社会にアピールし続けてきた。アメリカ連邦政府のこのような働きかけによって、現在の国際社会が大麻草を厳しく取り締まるようになったといっても過言ではない。
 しかしその一方でアメリカ市民は、大学や地方行政機関など市民たち自身で、大麻草を科学的、社会倫理的に検証し、大麻草とはどういうものなのかを検証してきた。そしてその結果の多くは、連邦政府が発表してきたデータとは異なり、大麻草は身体的な依存はなく、医療としても副作用の殆どない物質であることが分かっていった。それどころか、大麻草に含まれる多くの大麻成分「カンナビノイド」は、250種類以上の疾病に効果があることもわかってきた。
1980年代初頭にカリフォルニアを中心に起きたHIVの発症事例が、医療大麻解放のきっかけを作っていった。患者やその家族たちは、同じ疾病を持つ仲間同士が、違法である大麻草をより安全に入手するためのソサエティを開くことで連帯感が芽生え、励まし合い、精神的に支え合っていった。しかし、その一方で、連邦政府とFBIは強権を発動し、マシンガンを持ってソサエティを強制捜査し、末期患者すらも連行していくという事件が各地で発生していった。
しかし、アメリカ市民たちは、決して泣き寝入りはしなかった。運動の発信地はカリフォルニア州サンフランシスコだった。1960年代からロックと学生運動の中心地だったこの地は、偏見を嫌い、長い経験の中から市民運動の本質を理解していた。彼らは署名活動を行い、市や州に働きかけ、デモを行い、市民投票の権利を獲得していった。そして、1991年にはサンフランシスコ市議会は医療大麻使用者を積極的に逮捕しないという市条例を圧倒多数で可決する。その後も連邦政府の強制逮捕は続いていくが、1996年にはカリフォルニア州の住民投票で使用可能な法律が可決し、それがモデルとなり全米やヨーロッパへと波及していく。そして現在では、冒頭に述べたように、同州を含む14州で医療用大麻の使用が認められている。しかし、ここまでの道のりには、多くの市民による30年以上に及ぶ活発な社会活動が存在している。デモや集会、署名活動、ロビー活動などを粘り強く行なってきたのだろう。その間には、多くの逮捕者も出ている。アメリカとて、現在の状況を獲得するために、多くの時間と犠牲を伴ってきたのだ。市民は政府に任せきりにするのではなく、常に疑問を持ち、検証し、アピールしていく必要があるのだ。それを見ると、日本はまだまだと思わざるを得ない。
市民活動には、世代を超えた連帯が重要だ。若者たちだけではなく、大人たちがいかに参加するか、できるかということも大切な要素だ。僕は、かつてのロックフリークやフォーク少女たち、団塊の世代である学生運動経験者たちの参加表明に期待している。幅広い層が集まり意見を交換しながら、社会に、政府に働きかけるのだ。世間の偏見を正し、必要性を説き、変革していくのだ。月並みな方法ではあるが、それが唯一のやり方だと僕は思う。

大麻草検証委員会から議会新聞「大麻草特集」への広告協力のお願い

大麻草検証委員会は、政策提言・アクション団体である「全国勝手連」の議会新聞:大麻草特集号を企画し、より多くの政治家と行政に関わる方に読んでもらうために、新聞のスポンサー(広告)を集めています。
今回の件をきかっけに何とかしたいと思っている方は、全国勝手連では、新聞のことを紙爆弾と言っています。大麻草に関するはじめての「紙爆弾」にぜひご協力をお願いしたいところです。もちろん、新聞の配布だけではすぐに変わりませんが、情報を知らないのが一番の問題。それを少しは解消できると信じております。
つきましては下記を読んで、ぜひご協力をいただければと思います。

議会新聞 大麻草特集号企画

<目的>
 日本では、大麻草の生産は、大昔から行われていて縄文時代の遺跡から大麻草の種子が発見されている。戦後、GHQにより初めて栽培が禁止され、その後栽培が許可制になったという経緯がある。戦前まで、大麻草からの繊維が衣服等生活の一部として利用されていた。大麻草が禁止される以前において、大麻草が麻薬として健康に悪影響があるとして禁止された事実はなく、今現在に至るまで明確な健康に対する悪影響を示す証拠はない。
国の大麻規制は、産業利用を妨げると同時に、憲法13条に規定する幸福を追求する権利を、さまたげるものである。この新聞では、大麻利用の歴史・大麻の産業利用の可能性・大麻が他のアルコール・タバコ等と比較して害がより少ない事を明らかにすると同時に、大麻取締法四条を廃止して、日本の国として大麻草を産業に活用すべきである、という内容を政治家・大麻行政に係わる公務員に示すことにより、社団法人日本地方新聞協会とも連動して全国規模のキャンペーンを実施する事により大麻草に対する国としての取り扱う姿勢を変えさせる事を目的とする。

<啓蒙対象>

国会議員   ‐ 政策秘書・公設秘書・私設秘書等を含む
          衆参両議院 722人 地方事務所等は1000件程度
関係省庁   ‐ 厚生労働省 麻薬取締部等の取締官
          保健所 698件
地方公共団体 ‐ 首長・大麻販売免許の許可に関するセクションの職員等
         都道府県薬務課 47件
警察     ‐ 大麻の取締の活動をしている捜査関係者
         都道府県警 47件
裁判所    ‐ 裁判官等の罪を決める立場の人
         地方裁判所 47件・高等裁判所8件
税関     ‐ 輸出入の審査官等の税関職員 税関9カ所
公益法人   ‐ 財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター等の財団法人
         ダルク 50件
勝手連名簿  ‐ 約2500件

上記は、その他郵送候補を提案いただければ追加してゆきます。
また、一カ所につき一部ではなく、10部等複数枚を一括してお送りする事も考えています。

<印刷部数>  A2判:4面 20000部を予定

<スケジュール>
10月21日 キックオフ 
12月1日 大麻草検証委員会でライフ案を提示
12月20日 編集終了  1月   配布開始

<広告>
「大麻草解禁を応援します。」の後に掲載する 
 個人広告 名刺広告(個人広告) 一口 21000円(税込)
「大麻草の産業利用を!。」の後に掲載する企業    
 広告 一段15万円から。
以上、広告で集めた費用で制作・印刷・配布郵送を実施する。

<振込口座>
★他金融機関からの振込み口座番号★
ゆうちょ銀行 019店(ゼロイチキュウ)
当座 0726753
議会新聞社

ゆうちょ銀行
記号 00180‐8
番号 726753
議会新聞社

<広告掲載内容>
掲載してほしい名称を教えてください。
例)個人名の場合
赤星栄志 NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事

例)企業名・団体名・店舗名の場合
東京銀座の火麻(麻の実)料理レストラン
巴馬ロハスカフェ
東京都中央区銀座6-11-1銀座ソトコトロハス館1F

※匿名での広告代寄付も受け付けています。
  匿名扱いの場合は、大麻草検証委員会の枠の扱いとなります。

<紙面案>
イメージしやすいようにつくってあるだけです。原稿はデタラメです。

<申込方法>
下記の世話人宛に、氏名、メール、電話連絡先、口数、広告掲載内容を書いて、申し込み後、振込口座に12月末までにお振込をお願いします。

広告代で、請求書を発行して欲しい方は、必ず住所と請求書宛名も教えてください。

氏名:
〒:
住所:
電話:
広告代:   口
広告掲載内容
請求書発行の有無    有り   無し

大麻草検証委員会世話人 谷代 i_yasaka@nifty.com

<議会新聞・大麻草特集号発行の主宰>
全国勝手連連合会会長・http://www.kaerusouken.jp/  
社団法人日本地方新聞協会副会長 議会新聞 代表 光永勇

大麻取締法第四条廃止勝手連 代表 

       大麻草検証委員会 代表 森山繁成 http://www.taimasou.jp/

大麻講座その1・入門編

リラックスすること 幸せになることはいけないことなのかい?も​う一度、掛け値なしに考えてくれよ。本当にそう思うのかい?
大麻を吸うと、万が一、人に迷惑かけなくても、社会秩序が乱れるって?
大丈夫、そんなこ​とはないよ。知らないから怖いだけ。僕の言うことを、一度だけ、​信じてほしい。


大麻を吸うとこうなる! [大麻講座その1・入門編]

http://youtu.be/7AEzwat-LgM